kuruma haisha 6

意外に高く売れた廃車寸前のオンボロ車

中古で購入した車を数年乗ったあとに買取り店に持ち込んで、意外に高く売れた経験があります。

購入時にしたときには、もうすでにガタが来ていて、驚くほど燃費の悪い車でした。

走行時には常に異音がして、どこか部品が取れている可能性があるので点検してもらったものの、原因不明でした。

そのため、休日に少し走る程度で、遠出はほとんどしませんでした。

もちろん、恐ろしいので高速は一度も乗っていません。

年式が古く、走行距離もかなりの距離を走っており、知らない人がみたら走行メーターが壊れているのではないかと勘違いするほどです。

このままでは、おそらく次の車検は通らないのではないか、と思えるような状態でした。

そんな車を買取り専門店に持ち込んだのです。

普通に考えれば査定額はゼロ円で、廃車にするのが当然の車です。

それでも、万が一買い取ってもらえたらラッキーという甘い考えのもと、査定を受けることにしたのです。

噂のネットの一括査定サイトで依頼しても、どこも手を上げる業者はいません。

ところが、あきらめかけた翌日に、査定してくれる業者が現れたのです。

喜び勇んで、そのお店に車を持ち込むことにしました。

査定士が車種と年式を確認したあと、エンジンルームや外観、車内を軽く覗く程度に見ていきました。

修理歴や修復歴を口頭で聞かれたので、正直にドアを凹ませて板金塗装したことを伝えました。

ただ、もともと中古で買った車なので、依然のオーナーが事故を起こしていたかどうかまでは分かりません。

また、隠し事は嫌なので、走行時の異音についても正直に伝えました。

査定の結果はすぐに出ましたが、うれしいことに0円ではありませんでした。

なんと10万円近くもの値が付いたのです。

その時は、なぜそのような値段で買い取ってくれたのか理由も分らず、相手の気が変わらないうちにと思ってそのまま売ってしまいましたが、後になってその理由がなんとなくわかりました。

かなり古い車で生産中止になっているので、部品価値が上がったのでしょう。

どのメーカーでもそうですが、生産中止後も一定期間は部品の在庫を確保しておくものです。

しかし、その在庫はいずれ底をついてしまいます。

私の売った車はオンボロではありましたが、まだまだ使える部品が多数あったに違いありません。

買い取った業者は、おそらくその部品が目当てだったのです。

そうでなければ、走るときに異音のするスクラップ行きの車がそう高く売れるものではありません。

あくまでも想像の域を超えませんが、高く売れた理由はこれ以外に考えられません。